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誤解 [本・映画の紹介]

再び、になりますが。

ダンス・ダンス・ダンス(村上春樹 講談社文庫)

何度読んでも面白くて、最近また再読しています。
そしてその度に面白いと感じる部分が変化・増加しています。

そこで今回、なんだか非常に考えさせられたある一節を紹介します。


ある種の人間は僕を実際以上に愚鈍だと考えるし、ある種の人間は僕を実際以上に計算高いと考える。でもそれはどうでもいいことだ。それに「実際以上に」という表現は、僕の捉えた僕自身の像に比べてということに過ぎないのだ。彼らにとっては僕はあるいは現実的に愚鈍であり、あるいは計算高い。それは別にどちらでもいい。たいした問題ではない。世の中に誤解というものはない。考え方の違いがあるだけだ。それが僕の考え方だ。


なるほどなぁ、と思いました。

それでいろいろと考えていて、ただ一つだけ付け加えたいな、と。

情報の不足、または考え方の違いがあるだけなんだと思います。
ただ、不足した情報の中での評価というのも仕方のないものだから、やはり考え方の違いしかないのかな、とも思います。

考え方、価値観、基準の置き方。
つまりはその違いがあるから誤解が生じているように「誤解」してるだけなんだなぁ…
(別にうまいこと言おうと思ったわけではないのですが笑)
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