経験 [僕の意見(人生観)]
さて、僕も大学4年生の冬を迎え、卒業、大学院進学と言った時期に差し掛かってきました。
世間ではセンター試験がありましたね。懐かしい。今思うと、あれってなかなか良いな、って思います。
するべきことが明確だし、したことに対してきちんと結果が返ってくるし、問題が表層的に見えてなかなか奥が深かったりするから味もあるし…
ま、そんなことはさておき。
この時期周りを見ていても、大学生活最後の時期に差し掛かっている友人が多いです。
そういった人を代表に、また普段から様々な場面で、
「なにごとも経験だし。」
「一回やってみなきゃわからんし。」
「今しかできないことだしさ。」
といった言葉を聞きます。
本当にその通りだとは思うんですが、そんな肯定的な意見はそこら中溢れているので、ここはやはり批判的に。
僕が思うのは、
ホントにやってみなきゃわからないの?
じゃあ、世の中のあらゆることをやってみるつもりなの?
ホントに今しかできないの?
と。
世界200カ国以上、そしてその中の膨大の都市をすべてまわってみたいのか?
すべての職種の、業種のアルバイトをしてみたいの?
今までの時間にその機会はなかったの?これからはなんでそれができないの?本当にできないの?
つまり、なんか言い訳臭く聞こえるんですよね。
「みんなこういう理由でこういうことしてるし」みたいな。
それに現実的に考えて、世界のあらゆるところへ行ったり、すべての職業を体験することは絶対に不可能です。
しかも言うなら、大抵の候補は既に世に出回ったありきたりのものに見えます。
こういう話を聞いたからこうしてみたい。
そうじゃなくて、もうこのくらいの歳になったなら、ある程度の経験は積んできたんだから、
それらから得られるだけの情報を自分なりに必死に引き出して、
それ以外の事柄についても想像していけばいいのではないのでしょうか?
そして気になることは調べて。
きちんと物事を考えて行くことの方がよっぽど大事ではないでしょうか。
コメント 0